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術後51日

今日は放射線治療の初日。10時30分の予約だったので、10分前に受付を済ませた。がんセンターほど混雑もしておらず、手続きはスムーズだ。地下2階の放射線科へ移動し、手前のトイレに寄ってから受付へ向かった。そこには誰もいない。静かすぎて、正直少し薄気味悪いくらいだった。受付の5メートルほど手前まで来たとき、中から急に人が出てきて驚いたが、おそらく私の足音を聞いて迎えに来てくれたのだろう。それほどまでに静まり返っていた。

待ち時間もなく、すぐに装置のある部屋へ通された。上半身の服をすべて脱ぎ、スポーツタオルを羽織って照射台へ。仰向けになり、両手を万歳するように上げる姿勢で横になる。 「ベッドの周りを装置が回転して照射部位を特定します。その後、顔の真上にある機械から放射線を照射します」と説明を受けた。初日の今日は、照射後に改めて目印(マーキング)を付ける作業も含め、12分ほどこの体勢を維持するように言われた。特に合図もなく、気づけば3人のスタッフは部屋から退出し、機械の作動音が始まった。装置が回転しては止まり、また回転しては止まる。照射そのもののタイミングは正確には分からなかったが、痛みも痒みもなく、熱さや温かさを感じることもないまま終わってしまった。 私は左側に照射するのだが、印は左右両方の胸に付けられていた。二方向から角度を定めて照射部位を特定するため、角度を再現する基準として右側にも目印が必要なのだそうだ。着替えとお会計を済ませて病院を出たのが10時45分。先生が言っていた通り、30分もかからなかった。私は「短期照射」という5回で済む治療法を選択しているが、今回の費用は1万5千円強だった。

病院からは、運動不足解消のために近くの駅まで歩くことにした。雪のない東京に来たのだから、歩かない手はない。病院に来るまでですでに30分歩いていたので、さらに20分歩けば、今日の運動としてはまずまずの算段だ。

用事を済ませて部屋に戻ったのは14時30分頃。照射から約4時間が経過したタイミングで、照射部位がなんとなくヒリヒリし始めた。違和感というほどでもないが、少し気になる。「来たな」と思って服をめくってみたが、赤くなっているわけでもなく、見た目には全く分からない。 保湿をしようとしたが、目印のテープがあるため、あまりベタベタと塗りたくるのも良くなさそうだ。ひとまず、漢方薬局の友人から勧められていた「サメミロン」のオイルを薄く塗って様子を見ることにした。

それにしても、更年期の「ほてり」にホルモン剤の影響、そして東京の暖かさが重なり、とにかく暑い。 以前の自分からは想像できないほどの薄着で出かけたが、それでちょうど良かったほどだ(上はHanroのウールキャミソール、メンズヒートテック、厚手のウールカーディガン、メルトンコートに下はニットパンツ)。昔ならこれにタイツやレギンスを重ね、さらにニットを着込んでいただいろう。更年期のエネルギーというのは、本当に凄まじい。

私は普段、ほてりをコントロールするためにイスクラの瀉火補腎丸を使っているのだが、うっかり自宅に置いてきてしまった。幸い、最寄り駅の薬局に在庫があったので、すぐに買いに走った。 私は夜から朝方にかけてホットフラッシュが出やすいタイプだが、月のサイクル的に暑さが厳しいときは、1日3回しっかり飲む方がコントロールが効く。夜寝前だけだと効果がでず、夜中、大汗をかいてさんざんな目に合う。

私は、自分自身の「不快感」に対してあまり忍耐強くない。暑さや寒さといった不快な感覚があると、それに意識を削がれてしまい、仕事に集中できなくなってしまうのだ。今日も、午前中の病院へ行くまでの仕事中は暑さで気もそぞろになり、作業効率が恐ろしく悪かった。 こうしたケアを一つひとつ準備するのは手間だが、50代を過ぎた自分と上手く付き合うためには、諦めて慣れるしかないのだろう。昨日の移動前のバタバタが、こんな体調管理にまで影響してしまったことを反省している。

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