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術後46日

ベルソムラを5mgほど飲んで寝てみたが、やはり今朝は効きすぎているような感覚があった。二日酔いに似た頭の重さだ。量の問題かもしれないし、術後の体調変化やホルモン剤の影響で、効き方が変わってきているのかもしれない。 早々に別の方法にシフトしようと考え、オンラインで診察・投薬をしてくれるクリニックを予約した。別の睡眠薬を処方してもらうためだ。

午前中のうちにすぐ予約が取れたので、いつものようにオンラインで問診票を記入し、時間を待った。これまで一度も同じ先生に当たったことはない。おそらくアルバイトの医師たちで、対応には個人差があり、正直「微妙だな」と思う医師もいなくはない。だが、地方都市で医療環境が十分でない私にとって、大まかな状況を説明すれば必要な薬を処方してくれるこのサービスは、なかなか捨てがたい。今日の担当医は男性で、問診票の記載内容をきちんと理解してくれていたので話が早かった。事前に希望していた通り、新しい睡眠薬の低用量のものを出してもらうことで落ち着いた。診察時間は、短ければ3分、長くても5分。これほどコストパフォーマンスの良い診察はないと思う。 その後、提携薬局の予約が自動で入り、2時間後には薬剤師さんとの面談が待っていた。薬剤師さんも毎回違う人だが、今のところ大きな問題やハプニングはない。今日の薬剤師さんは私の履歴をしっかり確認してくれており、医師の処方ミスに気づいて修正提案をしてくれたので、非常に助かった。今日診察を受けて処方されれば、明日の午前中には薬が手元に届く。一歩も家から出る必要もなく、あの恐ろしい待ち時間にうんざりすることもない。問診票の記入から予約、電話対応まで、どんなに見積もっても15分程度だ。クレジットカードも登録済みなので決済も自動、領収書も正しく送られてくる。ITのメリットを存分に享受できるサービスだ。もちろん、ネガティブな面もある。実際に見る必要がある皮膚疾患などはオンラインでは不向きで、対面診療を求められる。ただ、これも事前に問診票に書いておけば、予約が保留になり「リアルでの診察が必要になる可能性がある」と連絡が入る。数日前もお腹の傷跡について相談したところ、同様の返信が来たのでキャンセルした。同じ症状で薬だけが欲しいという場合であれば、対面である必要はなく、このサービスで十分なのだ。

先週東京から戻ってから、ゴミ出しやちょっとした買い物以外、ほとんど家から出ていない。でられないわけではなく、雪も降っているしわざわざタイパの悪い外出を控えている。最低限の外出ですませたい。でるとなると、車のエンジンをあたため、混む時間をさけて計画的に外出しないといけないので、わりと意識を使うからだ。今日は娘から「こちらでしか手に入らないものを、次に東京へ来るときに持ってきてほしい」とリクエストがあったため、久しぶりに意を決して外出することにした。 効率という点では非常に悪いが、娘のために往復2時間をかけて買い出しへ向かった。子煩悩なわけではないが、そろそろ外に出る必要を感じた。ドライブをして少し気分を変えつつ、今日の午後を過ごした。

だいぶマシにはなったが、運転中の身体感覚は、やはり術前の100%には戻らない。自分の感覚や動きの「遅さ」を感じてしまうのだ。一瞬の意思決定に、以前より時間がかかる。無理をする必要は全くないので、周りに迷惑をかけず、事故を起こさないよう「ゆったりのんびり」を心がけている。 傷の回復に血流が使われているせいだろうか。目の感覚や、ペダルを踏む足の感覚がどうも戻りきらない。失礼な言い方だが、まるで「老人の運転」をしているような気分で、キレがないのが少し残念だ。安全運転でいいのだが、なんだかつまらない気もする。術後半年ほどして、元通りになればいいのだが。特に運転がうまいわけでもなんでもなく、自分の感覚として、年老いた自分の母親とかさなったのだ。往復2時間の運転中、下腹部は時々ピリピリとした。運転前に薪を運んだ影響か、ダメージを受けているような感覚もあった。運転できないほどではないが、信号待ちで止まるとやはり気になる。「ああ、私はまだ病人なんだな」と思いながらハンドルを握った。

iPhoneを使っていたときも、今のPixelに変えてからも、ナビはGoogleマップを使っている。Pixelに変えてから、何かと便利だと思うことが増えた。運転中にLINEが来ると読み上げてくれ、それに対して音声で返信を送ることもできる。画面を見ずに済むのは便利だ。 若干の危なっかしさは感じるので、緊急時以外は多用しないが、技術の進化には驚かされる。置いてけぼりにならないよう、新しいものは積極的に試して使いこなしていきたい。意識的に変化を求めたり、いつもと違う人たちと付き合っていかないと、情報は偏り、考えも固着化してしまう。数年前の同年代よりも、今の自分たちのほうが「置いてけぼり」になるリスクは高い。自分のためにも、これからの楽しい人生のためにも、ITはなくてはならない。少々無理をしてでも、追いかけていかなければならないなと改めて思った。

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