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術後41日

今日もまたベルソムラが効きすぎた。錠剤を割って飲んでみたのだが、それでもまだ効きすぎているようだ。目覚ましでは起きられず、お掃除ロボットの掃除予約時間も過ぎてしまった。なんだか自己嫌悪に陥ってしまうが、そうも言っていられない。気を取り直して起き上がり、お掃除ロボットのスイッチを押し直した。

念のため、もう一度お風呂のお湯はりを確認してみることにした。「自動」ボタンを押し、その間に薪ストーブをつけたり、歯を磨き……ではなく「舌」を磨き、白湯を飲んで、漢方薬と皮膚科で処方された感染症の薬を飲んだ。目の前のことに気を取られていて給湯器の音声をきちんと聞き取れなかったが、どうやらお湯がしっかり張れたようだ。お風呂場に行って確認すると、いつものようにお湯が張れているし、手を入れるときちんと温かい。さっそくお風呂に入ってみた。もう一つ確かめなければいけないことがある。それは、きちんと「追い焚き」ができるかどうかだ。この前は、追い焚きをすると途中で勝手にお湯はりに切り替わってしまい、ぬるい湯船に浸かる羽目になって残念な気持ちになった。これが解消されていなければ、修理は確定だ。ぬるいお風呂なんて、こんな寒冷地では耐えられない。

とりあえず今はお湯が熱いので、冷めるまでの間、読み進められずにいた『日経マネー』を片手に湯船に浸かった。どうも私は文字を読むのが得意ではない。なので読書量も半端なく少ない。恥ずかしくてとても人様には言えないレベルで子供のころから本をよんでいない。小さい時から、読みながら別のことを考えてしまうのだ。いやいや、そんなことは言っていられない。きちんと理解して身につけなければいけないことがたくさんあるのだ。

15分ほど読んでいると、ほどよくお湯がぬるくなってきたので追い焚きボタンを押した。耳と目を凝らして、操作盤と給湯口を凝視する。昨日のように途中から水が出るわけでもなく、いつものように設定温度に向かって水温だけが上がり始めた。内心、ガッツポーズ。きちんといつも通り動いている。やはり急激な冷え込みで、どこか一部が凍結しておかしくなっていたようだ。修理の予約を入れていたのでキャンセルしなければならないし、ガス屋さんには申し訳ない気もするが、こればかりは仕方がない。いつもの心地よい温度まで追い焚きをして、じっくり温まってからお風呂を出た。 毎シーズン、必ず1回はお湯関係でトラブルが発生する。決まってマイナス10度以下まで冷え込んだ翌朝。条件はぴったりで昨日もマイナス14度までさがていたので冷え込みが原因だ。

湯舟。自宅のものは浴槽内に段差があり、座ったような姿勢で湯船に浸かれるのだが、これが術後のお腹にはとてもありがたい。姿勢を変えやすいし、お腹が張らないように調節しながら本を読んだりできる。当初はこの段差「なんでこんなところにあるんだろう」なんて思っていたけれど、自分の体の自由が制限されてみると、なるほど、これが必要な状況や人はたくさんいるのだと視野が広がった。自分の浅はかさや認知の狭さに嫌気がさすが、この年でも改善しているということで許容してもらいたい。

続けたいけれど、練習が少し辛かったり心理的な負担になっていたりするのがピアノだ。手術のことはアノの先生に話しておらず、「仕事で行けません」ということで11月の後半からお休みしていたが、年明けから再開することにしている。レッスンを休んでから一度もピアノに触れていなかったので、「とりあえず触らなければ」と重い腰を上げてピアノの前に座った。ここ一年ほどショパンを数曲練習しているので、直前まで弾けていた曲をさらってみた。すると、かなりの感激。もちろん雑で間違いだらけ、人様にはきかせられないけれど、思ったよりも指が動く。なんとか頼りないながらも、最後まで弾ききることができた。これなら次のレッスンも行けるかもしれない、と心が随分軽くなった。こんなことなら、もっと早くピアノを弾いておけばよかった。ブランクで全然弾けなくなっている自分を直視するのが嫌で、はっきり言って逃げていたのだ。逃げないようにと思いつつ、ついつい逃げてしまうものの代表格がピアノ。実際には、先生は休んでいたことを問題にするわけでもなく、練習していないこをとがめるわけでもなく、大人クラスの私の進捗をいつも褒めてくれる。継続すること自体に価値があると励ましてくれるので、そんなに気にする必要はないはずなのだが。「完璧主義」なのか、練習不足だったり進歩がなかったりすると、どうしても居心地が悪い。これも手放したい自分の癖だが、なかなか難しい。次のレッスンまでに練習する曲は『別れの曲』。そう、私が学生の頃にドラマの主題歌で大流行したあの名曲だ。難しくて遅々として進まないが、とりあえず右手だけでも一日20分、30分と練習して備えようと思う。練習再開初日の今日は、10分で息が切れた。指が悲鳴を上げている。フラット系からシャープ系の曲への移行なので、頭と指がついていきません。

何事もそうだが、「ちょっと」手をつけると始められる。その「ちょっと」がなかなか難しいのだけれど。 今年は「ほんのちょっと手をつける」。これを特に意識しようと思う。このブログも、そうだ。

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